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抗うつ剤を100%信用する



認知療法では、「全か無か思考(白か黒か思考)」というのがありますmotorsports

例えば、玉子焼きと、味噌汁と、焼き魚と、かぼちゃの煮物を作ったとしますrestaurant

玉子焼きの形が崩れてしまいました。

他の料理はうまくできていますup

このとき、「玉子焼きが崩れてしまった。私の作った料理は失敗だったsad」と思ったとします。

全か無かの極端な思考ですよね。

他の料理はちゃんとできているし、玉子焼きだって形が崩れただけで食べられるわけだからshine





私は、この「全か無か」の思考がとても強いことに気がつきましたflair

例えば、抗うつ剤の効き目hospital

うつ病になりたての頃は、なぜか100%信用していました。

これさえ飲めば、病気は治るとsign01

そして、しばらく飲んでいると、こんなの飲んだって効かないんじゃないかって思いだしましたdown

症状が多少回復したけど、憂鬱になることもあるし、意味がないんじゃないかdespair

どちらも極端すぎますね。

私が飲んでいるルボックスについて言えば、臨床成績はうつ病、うつ状態患者の改善率は60%程度だったそうです。

(医薬品医療機器総合機構のHPで調べました)

改善するかしないかは分からない、症状が多少回復してるんだからいいじゃん、くらいに考えるのが妥当だと思いますwink





抗うつ剤の副作用についても、同じように「全か無か思考」でした。

「副作用なんて全く問題ない、平気、平気!」か「この薬を飲み始めて、体がかゆみが出てきた・・・薬を飲むのを止めなきゃいけないかも」の極端な考えcoldsweats02

薬は、化学物質で危険性もあるかもしれないけど、臨床試験やこれまでの実績があるんだから心配しすぎはよくない。

グレーゾーンを許容するってことですcat





他にもいろいろありました。

「主治医のいうことは100%信用できるpaper」か「この医者大丈夫かな、転院しようかなrun

これは、「主治医も人間だし、うつ病治療自体が発展途上だから、100%は信用できない。でも、経験や知識は私より豊富だから、その部分は信頼しよう」くらいがちょうどいいと思います。





「全か無か思考」の弊害の一つは、完璧なものって世の中にほとんどないということです。

だから、この思考を続けていると、常にストレスにさらされてしまいますdespair

完全なものを求める代わりに、曖昧な、中途半端なものを受け入れられたらなと思いますhappy01








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コメント

こんにちは。

>曖昧な、中途半端なもの
なんて頼もしい表現方法でしょう^^

主治医についても書いていましたが、医者だって絶対ではない。っていうのはよく分かります。

中には「俺は何千人ものうつ病患者を治してきた。俺の言う事を聞けない奴は来なくていい!」などとホザく医者もいるようです。

医者の言う事も、自分に都合のいいように聞いていればいいかもしれませんね。

投稿: とし@宮城 | 2008年8月28日 (木) 13時57分

私も認知療法で、ほんの少しずつですが
グレーゾーンがもてるようになってきています。
全か無、すべき思考、心の色眼鏡…等。

同じ精神科の先生でも
この薬は依存性がある、いやいやこれはない
などと意見が違うこともありますものね。
100%なんてないって思っていると
少しは心が軽くなるな~と最近思っています。

投稿: 里絵 | 2008年8月28日 (木) 21時47分

こんばんは。
完璧を求めすぎると逆にうまく行かないものなんですね。
何でもテキトーがいいですよ。最近そう思えるようになったのが少し嬉しいです。その後は何とかなるさ!

投稿: まりぱる | 2008年8月28日 (木) 22時26分

初めまして。ヤスと申します。

私もうつ病で会社を休職中です。
最近、ぽとすさんのブログを拝見させていただいています。

私は復職に向けて、リワークに通っており、そこで認知療法を少し勉強しました。

ぽとすさんの「全か無か」は、認知療法で取り上げられている典型的な認知のゆがみのひとつです。
(偉そうに言ってゴメンナサイね・・・)

それ以外には・・・
 ・心の先読み
 ・感情的な決めつけ
 ・すべき思考
 ・過剰な一般化
 ・否定的予測
 ・自己関連付け
が代表的なものとして挙げられています。
(なお、詳細については、図書館で、NHKきょうの健康2008年1月号を参照してください)

でも、「全か無か」でなく、中途半端を受け入れることは大事だと思います。

少しずつ自分の考え方を見つめ直すことができれば良いのでは? と思います。

全く話は異なりますが、ブログの背景の柄は、どこかで見たような気がして、気になっています。
何か本の表紙で見たような・・・
もし、よろしければ教えていただけないでしょうか?

投稿: ヤス | 2008年8月29日 (金) 00時31分

>とし@宮城さん

何かをするときに、100%やろうとするとしんどいそうです。
なので、僕は40%くらいできればいいやって思ってます。
日常生活の中では、まあまあの中途半端さに慣れてきました。

医者の言うことも絶対に正しいことではないですからね。
まあ、患者よりは詳しいと思いますけど。

投稿: ぽとす | 2008年8月29日 (金) 16時20分

>里絵さん

グレーゾーンでもOKになれば、楽になりますよね。

薬とか医者の考えとか、結構ばらばらなんじゃないかと思います。
ちなみに、「いやな気分よ、さようなら」の著者は薬にはやや批判的でした。

投稿: ぽとす | 2008年8月29日 (金) 16時24分

>まりぱるさん

完璧を求めてもなかなか完璧なものってないんだろうなって思います。
なので、適当がいいんでしょうね。
100%をねらうと、変に力が入りますよね。

投稿: ぽとす | 2008年8月29日 (金) 16時25分

>ヤスさん

はじめまして。

まずブログの柄ですが、ココログのテンプレートをそのまま使ってるので、よく分かりません。
気に入っているので、ずっと使ってますよ。

認知療法は、今いろいろやっているところです。
「いやな気分よ、さようなら」を読んでます。

長年染み付いたくせなので、少しずつ直せたらいいなと思います。

投稿: ぽとす | 2008年8月29日 (金) 16時32分

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