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精神科医の核心をついた言葉にどっきり、がっくり、すっきり

昨日は通院日でした。

いつものように、生活の様子をまとめたメモ持参です。

この2週間は、調子がよかったので、何事もなく終わるだろうと思ってました。

診察が始まると、いつものように、睡眠や体調や気分のことを話しました。

様々なことへの興味、関心が段々戻ってきているという話をすると、

「いい感じだね。それはすごい」

と先生は言ってくれました。

何か前進したことがあると、先生は必ず誉めてくれるんですね。

それで、いつも安心させてくれてます。

女子バレーボール(北京オリンピック最終予選)を見て、テンションを上げすぎ、調子を崩した話もしましたよ(恥ずかしかった~)。

先生は、笑ってました。

まあ、そりゃそうですよね。

バレーボールを見て、調子を崩すなんて。





ここからです。

話の流れが変わったのは。

おそらく、私の診察時の態度や、生活、うつの症状が減っていることを先生は感じたんでしょうね。

私がうつ病になった原因についての話になっていきました。

先生「バレーボールは中学、高校とやってたんだよね?」

私「はい、そうです」

先生「大学では、やらなかったの?」

私「バレーボールサークルには入ったんですが、すぐやめちゃいました」

先生「・・・・・。それはなんで?」

私「えーと、嫌な先輩がいたんです。後、サークルなのに楽しくというより、勝ちにこだわっている雰囲気が合わなくて」

先生「そうか。その先輩はどんな人だったの?」

私「厳しい感じで、怖かったです。上からものをいう感じで・・・」

先生「会社でも上司との関係がストレスになってたんだよね。あと、昔にもそういうことがあったと話してたね」

この後、私は自分の過去について語りました。

先生が、実にうまく私の話を引き出してくれるんです。

このへんがプロだなあ、なんて思いながら話してました。

要するに、厳しい人、威圧的な人、理不尽な人が苦手だという話です。

そして、そういう人と対峙すると、過剰なまでのストレスを感じてしまうことも話しました。





話している間、ちょっとドキドキしました。

厳しい人が苦手で、そういう人に過剰に反応してしまうことは、うすうす前から分かっていたことなんです。

そのことを、ズバリと先生に指摘されてしまいました。

そのときの先生の目は、いつもの穏やかな感じじゃなく、鋭さでみなぎってました。

精神科医として、プロの目でした。

最後に先生は、

「復職してもこの問題は常に付きまとう。どこにでも厳しい人はいるからね。だから、一緒にどうすればいいのか考えていきましょう」

と言ってくれました。

私は、今回、うつ病になったのは、転職、引越し、上司との関係、社内の雰囲気、プライベート、そんなもろもろが原因かと思っていました。

ただ、昨日先生と話して、「人間関係をうまく処理できない」、この部分のウエートが大きかったんじゃないかと感じました。






診察後、私は、かなり動揺していました。

そして、落ち込みました。

確かに、自分は厳しい人に過剰反応してしまう傾向が強い。

これは事実なんですよ。

そして、これを解決しない限り、社会人失格だ、とまで思ってしまいました。

極端すぎる考え。

でも、頭に浮かんでしまったものはどうしようもなく、しばらく落ち込みました。

少し取り乱して、この先、自分はもうだめなんじゃないかと思いました。





そういう感じで、落ち込んでいましたが、ふと、先生の言葉が頭をよぎりました。

「一緒に考えていきましょう」

そうなんですよ!

これから、考えていって少しずつでも、考え方を変えていったり、うまく対応できるようになったりすればいいんです。

たぶん、すぐには無理です。

でも、ゆっくりならできるかもしれません。

そして、考えようによってはこれはいいチャンスなんだと思います。

厳しい人、怖い人にうまく対応できるようになれば、私の生き方はずいぶん楽になるはずです。

うつ病になって、休職して、休養している今は、その考え方を少しずつ変えていくチャンスなのかもしれない。

仮に、休職中にうまくいかなくても、一生かけて少しずつでも変えていけたらいいんじゃないか、って思いました。

そして、変えられなくても、絶対にダメってことはないはず。

一生付き合っていけばいいんです、そんな自分と。






誰だって苦手なことやコンプレックスはいくつも抱えているはず。

私の場合は、「厳しい人、怖い人に対する対応が下手過ぎる」ということです。

まあ、ゆっくり、じっくりいくしかないですね。

そんな風に考えられたので、心の中は、むしろ前よりもすっきりしています。

自分のダメな部分をしっかり指摘してくれ、それを自分の中で消化して、認められたからなんでしょうね。

普段は穏やかな先生ですが、精神科医としての鋭さ、実力を見た気がしました。





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コメント

ぽとすさん、こんばんは。

いい先生じゃないですか!
ぽとすさんに対して「一緒に考えていく」という覚悟が
あるからこその、鋭い指摘と視線だったんだと僕は思いますよ。

「ぽとすさんは一人じゃないですよ」
その想いがあってこそだと思います。

今日はいい診察でしたねhappy01

投稿: もんきち | 2008年5月31日 (土) 22時54分

ぽとすさん、こんばんは。
さすが、精神科の先生ですね!
いい先生ですね、ぽとすさんの苦手分野を
見つけ出してくれて、そこをこれからどう対処するかを
一緒に考えてくれる。
これぞ、精神科の先生だな~と思いました。
あ~、また、そういう先生を探したくなりました。
転院しないと決めたばかりなのですが(笑)
いい先生ですね。必ずいい対処法が見つかります。

投稿: あおぞら | 2008年5月31日 (土) 23時20分

確かに、先生の仰るように
どこに居ても、これから先どういう生活を送っても
必ず「そういう輩」はいるんですものね。
それは逃げれることじゃないから、
「そういう輩」たちとどう付き合い、自分がどう受け止めていくか。
それで、ぽとすさんは上手くすり抜けられる方法や
その時その時の対処方法を少しずつ身につけていけたら
きっと、病気も克服できるし、
根本的な根っこを取り払うことが出来る。
良い先生ですね~^^

投稿: 里絵 | 2008年6月 1日 (日) 00時17分

いい先生ですね。

この先生と一緒に考えていけば安心安心。

大船に乗った気分でいきましょう!

投稿: J | 2008年6月 1日 (日) 08時16分

皆さんがおっしゃるとおり、いい先生ですね。

私はとりあえず今の病院で、様子を見ることにしました。私の場合は先生を分析して自分をいい方向に持っていかないとです。

昨日のバレーは寝てしまって見てませんでした。逆に見なくて良かったのかもです(笑)

投稿: とし@宮城 | 2008年6月 1日 (日) 09時04分

良い先生と出会えましたねぇ~!
前向きに色々と考えられて、良かったです。
ゆっくりと、ですね。(^_-)-☆

投稿: hikaru | 2008年6月 1日 (日) 09時05分

ウツになった本当の原因を深層心理から引き出してくれたような感じですね。落ち込んでしまわれたのは、自分で気がつかない、気がつきたくない嫌な部分だったからなのでしょうか…
私も自分なりの原因を考えた時、もうこれはどうしようもないと思いました。
問題に対してどう防御していくかが大事ですね。

投稿: ぶぶぅ | 2008年6月 1日 (日) 10時59分

うつの治療は、いい先生とめぐり合えるかってのも重要です。その点、自分の弱点を汲み取ってくださった先生は、いい先生なのではと思います。

自分の弱点、これは今後の人生をどう生きていくか、見直すいい機会だと思います。

うつの治療をしながら、どうすれば、二度とうつにならないか、心構えを自分で見つけてくれたらと思います。

もちろん、両親や友人などの助言にも耳を傾けると、答えは見つかりやすくなると思いますよ。

対人関係は難しいですけどネ。

投稿: ぽいみん | 2008年6月 1日 (日) 12時11分

そうですね、私も自分がうつ病になったのはストレスそのものが原因なのではなく、人よりも過敏にストレスを感じてしまう性分が原因なのだと思うのです。
ストレスはあくまできっかけ、引き金に過ぎないと。

ぽとすさんの「厳しい人が苦手で、そういう人に過剰に反応してしまうこと」、これに気づけただけでも、おおいに前進なのでは?と思いました。
先生と一緒に考えてもらいながら、うまく変えていけるといいですね。

私は具体的にどういうところを変えるべきなのか、自分でまだ掴めていないんです。。。
アレも直したい、コレも変わりたいって思いはいろいろあるんですけど(笑)

投稿: やまぶき | 2008年6月 1日 (日) 23時18分

ぽとすさん、こんばんは。

突き詰めると、「トラウマ」の問題になってしまうので、その部分はスルーします。

個人的には・・・

私は「苦手なヒトとは関わらない」ことで、首尾一貫しています。
たとえそれが上司であろうとです。
逃げてる、と言われそうですが、苦手なヒトに神経を裂くより、自分が合うヒトと沢山話して、仕事をする方が楽だし、結果も出やすいので、そういう風にしています。

投稿: まさ@茨木 | 2008年6月 2日 (月) 16時16分

>もんきちさん

そうですね。
あくまで「一緒に」という感じがある先生なので、
僕自身もいろいろ考える必要があります。
そして、先生から押し付けられるよりも、
自分で考えたほうが身につく気がします。

まあ、せっかくの機会なので、
何とか考え方、捉え方を変えられたらいいなと思います。

投稿: ぽとす | 2008年6月 2日 (月) 16時53分

>あおぞらさん

精神科の先生・・・確かにそんな感じがしました。
いい解決策は、人によって違うと思うので、
先生の知恵を借りつつ自分で考えて行くことになると思います。
今度の診察時には、認知療法はどうでしょう? って
聞いてみるつもりです。

認知療法も一つのいい手段だと思いますので。

あおぞらさん・・・回復しているなら、それがいい先生なんですよ。
病気がよくなっているなら変えずに、今の病院がいいですよ。
誘惑しておいて申し訳ないですけど(笑)

投稿: ぽとす | 2008年6月 2日 (月) 16時58分

>里絵さん

そうです。
そういう人は、どこにでもいるんですよ。
僕にとっては天敵です。
これでも、少しずつは克服して来たつもりだったんですが、
今回の場合はうまく処理できませんでした。

ちなみに、周りの人に愚痴を言うとか、
話を聞いても、あまり深く聞き過ぎないとか、
そういう処置の仕方でした。

根本的なところなので、難しそうですけど、
できることはやるだけやってみます。

投稿: ぽとす | 2008年6月 2日 (月) 17時01分

>Jさん

たしかに、今の先生の所に通いだしてから回復している感じがあります。
なので、いい先生なんでしょうね。

うつ病なりたての頃は薬だけ出してくれればいいやって思ってましたが、
主治医にこうやって話を聞いてくれるとすごく支えになります。

投稿: ぽとす | 2008年6月 2日 (月) 17時03分

>とし@宮城さん

とりあえず、転院はしないんですね。
僕の場合は実家に戻って療養というのがあったので、
転院は仕方なかったんです。
転院も前の病院より、先生との相性が悪くなる、
初診からもう一度やるので面倒、というデメリットもありますから。

もし、数ヶ月しても全然回復しないんだったら、
そのとき改めて転院を考えてみたらいいと思います。

投稿: ぽとす | 2008年6月 2日 (月) 17時06分

>hikaru さん

そうですね。
「ゆっくり」はうつ病の基本ですね。
なので、ゆっくりやっていきます。

まあ、今さら慌てることは何もないです(笑)

投稿: ぽとす | 2008年6月 2日 (月) 17時07分

本当に良い先生ですね。
深層心理まで考えてくれる先生ってなかなかいないですよね。
ぽとすさんの考えの切り替えもすばらしいと思います。
ショックを受けるだけでなく、ちゃんと自分のこれからのことを考えられているのですから。
ほんと、これから先生と一緒に、同じ病気の方と一緒に考えていけるといいですね。

投稿: ぼく | 2008年6月 2日 (月) 17時08分

>ぶぶぅさん

深層心理っていうと大げさですが、
どこか避けてた部分ではあります。
触れたくない感じでした。
厳しい人に弱いというのは、前々から気がついてはいたのですが、今回のうつ病と関連付けはしてませんでした。

どうなるかは、やってみないと分からないこともあると思います。
原因を解決できても、他の原因でうつになるかもしれないですし。
なので、考えるのも大事だけど、考えすぎないようにしたほうがいいこともあると思います。
(分かりにくくてすみません~)

投稿: ぽとす | 2008年6月 2日 (月) 17時11分

>ぽいみんさん

そうですね。
対人関係は難しいですね・・・
僕と同じ悩みじゃなくても、誰だって人間関係で
一つくらいは悩みがあると思います。

まあ、極端な思考や考え方で、今まで生きてきたので、
立ち止まって修正する時間なんでしょうね。

うつ病を何回も繰り返すという事態はどうしても避けたいので、
そのためには、変わるしかないだろうな、と思います。

投稿: ぽとす | 2008年6月 2日 (月) 17時14分

>やまぶきさん

やまぶきさんも変えたい部分がいろいろあるんですね。
変えたいは、これだ! と決まってすぐに変えられるものでもないので、ゆっくり見つけていけばいいんじゃないでしょうか。

でも、ストレスにはうまく処理できるようになりたいですよね。
過敏、過剰に反応し過ぎるのは、生きていく上ですごい負担ですから。

投稿: ぽとす | 2008年6月 2日 (月) 17時17分

>まさ@茨木さん

「関わらない」っていうのは、すごい新鮮です。
たとえ上司でも関わらないようにするっていう発想がありませんでした。
うーん、確かに関わらなければ、ストレスもたまりませんよね。

ちなみに、「トラウマ」って言葉にドキッとしました。
何か過去のことが影響してるのかもしれませんね。

投稿: ぽとす | 2008年6月 2日 (月) 17時20分

>ぼくさん

人が絡むとなかなか切り替えできないんですが、
自分のことだとすぐに合理的になれるんです。
自分のことだとどうにかできちゃうんじゃないか、
って考えるんですが、そんなに甘くはないんです。
あまり、どうにかできたことはありません・・・

でも、そういうことを言っていても仕方ないので、
先生と相談しながら、社会でもそれなりにやっていける
ような対処方法を身につけたいです。

投稿: ぽとす | 2008年6月 2日 (月) 17時26分

全く鋭い先生ですね。
そして、優しい先生ですね。
そんな風に、自分を見つめなおすきっかけを作ってくださるのは、私達にとって、とてもありがたいことですよね。
新しい道を切り開く導になりますから。
私も、そんな先生に出会えたらよかったな。
ちょっと、ぽとすさんが羨ましいです(^^)

投稿: coco | 2008年6月 5日 (木) 08時24分

>coco さん

普段は穏やかな雰囲気なんですけど、
時々鋭い顔になります。
僕の様子もよく観察している感じがします。

いい先生かどうかはまだ分からないですよ。
病気が治って再発しなければ、いい先生って
初めて分かるものだと思います。
もちろん、自分自身も治すために、できることは
やらなきゃいけないですけど。

投稿: ぽとす | 2008年6月 5日 (木) 08時53分

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